私の宝物

今日は4月27日金曜日、ソラちゃんの報告はまたあとでします。
今回は私の宝物のお話です。
パン売り場の入り口の左の壁に水彩画が掛けてあります。
今時の人は知らない人のほうが多いと思いますが芳野満彦さんという方の絵です。

若かりし頃(今でも若いつもり)私は山が好きで休みになるといつも一人で出かけていました。東京から夜行列車で出かけてました。
毎年上野の松坂屋で夏山相談室という催しを開いています。全国の名だたる山小屋のオーナーが集まって山の相談にのってくれる催しです。
今でも毎年開いています。十数年前に、私の知り合いの八ヶ岳の山小屋オーナーである原田さんという方が来られていて会いに行きました。
そこに芳野満彦さんが東北の山の代表で来られていたわけです。芳野さんは新田次郎の小説、「栄光の岸壁」の主人公のモデルです。
あの本の通り冬の八ヶ岳で遭難して友人を失い、自分の両足指をすべて失っています。
その彼は日本人初のマッターホルン北壁の登頂者でもあります。数々の難攻不落の岩壁登攀の初登頂記録を持った人です
今のように登山用具のすぐれたものは無い時代ですからすごいです。
「山靴の音」という本も出されており私の好きな一冊です。この本にあこがれて北アルプス上高地から槍、穂高には何度も通いました。
その人が原田さんの隣に居たのです。壁には彼の絵画が飾ってありました。(彼は画家でもあります。)本にも挿絵がありましたがここにあるのは本物です。
原田さんに頼んでその絵をゆずってもらいました。その場で彼の「山靴の音」を買ってサインももらい、お話もしました。
うれしくて以来それは私の宝物となりました。絵の題名は「月光」となっています。
その彼も今年2月に亡くなりました。80歳でした。
八ヶ岳の山麓には彼の絵画を集めた美術館もあります。

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